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2014年 白峰三山<北岳〜間ノ岳〜農鳥岳>縦走 | ||||||
【紀行メモ】 大阪AM7.00に出発,身延経由して西山温泉着(民宿泊)。翌日,奈良田AM5.30始発バスで広河原インフォメーションセンターへ。野呂川を吊橋で渡り,広河原山荘前より入山する。南アルプスの主峰<北岳>に魅せられ,多くの登山者が思いザックを背負い大樺沢を登る。沢を幾度と渡り返し,ダケカンバ林や草付き過ぎるとミヤマハナシノブ・グンナイフウロが咲き,雪渓の有る二俣着。八本歯コルへのルートを左に見送り,右俣コースより頂上目指す。草いきれに閉口しながら,多彩なお花に目を落として高度を増す。苦しい登りがまた何とも言えぬ楽しい気分となり・登山冥利に尽きる頃,仙丈ケ岳や甲斐駒ケ岳を一望する小太郎尾根分岐に。此処からは眺望の利く稜線を横巻きしての登り,広い尾根に出ると北岳肩ノ小屋(標高3000m)だ。一息入れ,両俣コースと合わせる分岐で憧れのタカネマンテマと感激の出会い。最後の岩稜登りも気分良く,日本第二位の高峰:北岳に立つ。青春時代以来,再度訪ねた喜び胸に迫る。至福の時,仲間に大感謝。残念ながらガスで眺望開けず。頂上立ち去り難く,後ろ髪を引かれる思いで岩稜を右に巻き,クサリ場のザレた急坂を慎重に下る。近くの岩場で警戒心の薄いイワヒバリが柔らかな声量で鳴く。やがて左俣コースと合わせる分岐を過ぎ,広い平坦な尾根に建つ北岳山荘着(泊)。翌朝,雲海に神々しい富士山が望め,幕営する登山者も歓声をあげる。今日は,3000m雲表の稜線歩きを期待したが,朝霧立ち込め期待叶わず,只管緩やかな登りを行く。暫らく岩塊になり高度を上げ,やがて岩屑帯尾根を右巻きして大きな山容見せる間ノ岳へ。頂上はガスに覆われ富士山・仙丈ケ岳・甲斐駒ヶ岳・鳳凰三山・塩見岳等の遠望利かず,高峰征服感も湧かない,早々に農鳥岳へ向かう。広い山稜のザレ道を左へ左へと巻きながジグザグに下る。最低鞍部に差し掛るころガス晴れし,傘雲を被る富士山が現れた。この時とばかり頻りにシャッターを切る。視界開け,楽しい雲上の稜線歩き,逸る気持ちで正面に聳える農鳥岳に向かう。次第にジグザグ道の急登となり高度を上げるが順調な足取りで西農鳥岳の頂上<3051m>に出る。スルーして,幾つかの岩頭を越え,岩稜歩きで縦走最後の農鳥岳<3026m>に着く。暫し,豪快な白峰三山縦走の達成感に浸る。此れより大門沢コースを辿り,大門沢小屋(泊)より奈良田に下る。 <コース>8/17:旧大阪中央郵便局(車)AM7.00⇒(新名神・新東名)⇒新清水IC⇒身延⇒西山温泉(民宿泊)⇒8/18:奈良田AM5.30=(バス)=6.15広河原→6.40広河原山荘→9.20大樺沢二俣→11.50小太郎尾根分岐→13.00北岳肩ノ小屋→14.17北岳→16.10北岳山荘(泊)8/19:AM6.00→7.47間ノ岳→9.26農鳥小屋→10.55西農鳥岳→11.49農鳥岳→17.58大門沢小屋(泊)8/20→9.08奈良田(車)⇒大阪 |
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広河原インフォメーションセンター | 広河原山荘に登山計画書を提出 | 右俣コースへ | ||||
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マルバダケブキの群生地を行く | 小太郎尾根分岐 | 北岳肩ノ小屋(標高3000m地点) | ||||
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分岐で一息 | タカネマンテマ | 岩稜の急登 | ||||
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前方に憧れの頂上が・・・ | 北岳頂上 | 日本第2位の高峰 北岳<3193m> | ||||
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吊尾根を縦走 | 標高3000mの稜線歩き | 北岳山荘(泊) | ||||
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8月19日 北岳山荘の朝(AM 4.37) | 北岳・池山吊尾根から朝日(AM5.01) | テント場越しの富士山 | ||||
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北岳山荘にて | AM 6.00山荘出発 | ガスで視界なし | ||||
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広い山稜の下り | 稜線より富士山をバックに | 正面の農鳥岳に向かう | ||||
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名残の間ノ岳 | 富士山を崇める | 農鳥小屋から望む農鳥岳 | ||||
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夏山登山を楽しむ | 西農鳥岳<3051m> | 岩稜を行く | ||||
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農鳥岳<3026m> | 農鳥岳頂上 | これより下山へ | ||||
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大門沢下降点 | さらに下山へ | 針葉樹林帯を下る | ||||
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大門沢小屋(泊) | 8月20日 小屋の朝(AM 4.50) | ヨモギ沢を渡る | ||||
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広く開けた所に | 小尾根を捲いての下り | 俄作りの木橋 | ||||
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早川発電所取水口の吊橋 | 野は黄昏の薄かな | 起点の奈良田に戻る |
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イワオウギ(岩黄耆) | コウメバチソウ(小梅鉢草) | シロバナタカネビランジ(白花高嶺ビランジ) | ||||
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Nem シコタンハコベ(色丹繁縷) | ハクサンイチゲ(白山一花) | タカネツメクサ(高嶺爪草) | ||||
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Nem シロバナグンナイフウロ (高嶺郡内風露) |
チョウノスケソウ(長之助草) | ミネウスユキソウ(峰薄雪草) | ゴゼンタチバナ(御前橘) | ミヤマミミナグサ (深山耳菜草) |
ミヤマキンバイ(深山金梅) | |
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タカネコウリンカ(高嶺高輪花) | ウサギギク(兎菊) | タカネナデシコ(高嶺撫子) | ハクサンフウロ(白山風露) | トモエシオガマ(巴塩竈) | Nemシラネヒゴダイ (白根平江帯) |
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レイジンソウ(伶人草) | サラシナショウマ(晒菜升麻) | エゾシオガマ(蝦夷塩竈) | ||||
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イブキトラノオ(伊吹虎の尾) | タカネシオガマ(高嶺塩竈) | Nem キタダケトリカブト(北岳鳥兜) | ||||
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Nem キンロバイ(金露梅) | トウヤクリンドウ(当薬竜胆) | イワベンケイ(岩弁慶) | ||||
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Nem フジアザミ(富士薊) | タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露) | Nem ミヤマハナシノブ(深山花忍) | ||||
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テガタチドリ(手形千鳥) | シコタンソウ(色丹草) | イブキジャコウソウ(伊吹麝香草) | ||||