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 2008年度 投稿記事
2008/02/26 歩修

A様 

健脚の方と思われますので,私の遍路記録をベースにコース・時間を立案してみました。
昨年は3,6,12月と3度<65番〜88番>歩きましたが,季節により日照時間の関係で歩く距離が制約されてきます。3月の日出時間はAM6時30分前後ですから,出発は早くて6時頃でしょうか・・・。伊予三島駅から松山自動車道までは薄暗い夜明け前,そして町中住宅地ですので遍路シールや道標を見失うことの無いよう注意して下さい。昨年,3月10日は雲辺寺登り,降りの所々で残雪があり,足元注意しての歩きでした。
 6.00伊予三島駅→7.35/7.50三角寺→9.10/9.30椿堂→11.05民宿岡田→12.40/12.55
雲辺寺→15.15/15.30大興寺→15.35(民宿:O) 9H35分 計34.4km

<備考>薄暗い夜明け前の出発を避けて,6.307.00伊予三島駅出発が望ましいでしょう。
因みに,欲張って5.00過ぎ伊予三島駅出発ならば,第68番神恵寺(大興寺より8.7km)には17.00前に着き納経に間に合いますが,この季節には上述の理由でお勧めできません。
2008/05/02 歩修

皆様こんばんは

直近の遍路体験で割り込みますが悪しからず。
  1. 4月19日〜30日(12日間)まで,8巡目歩き遍路に行ってきました。今回は久しぶりに2度目の逆打ち区切 りです。19日早朝に大阪出発,伊予三島駅から歩き始め,第64番前神寺を皮切りに,30日には第32番禅師峰寺まで打ち無事帰宅しました。この時期にしては,やや暑い日もありましたが恵まれた遍路日和でした。感謝です。今回の遍路旅での思い出,感想を纏めてみました。
  2. 特筆すべきは,27日(日)から大型連休<前半>に入った関係と思いますが,連日40〜50人ほどの順打ち遍路に出会ったことです。38番金剛福寺から岩本寺,高知市内へ向かう逆打ち中でしたので,お遍路される人をおよそ確認できます。最近,歩き遍路が増加している旨を情報で知りますが,途切れることなく次から次へと連なって歩いてきます。四国地元の方にとっては何ら驚きでも無く,日常の事として受け取めているようでした。データーとしては,その約80%は退職前後を迎えた年代のオッちゃん(オジさん)です。残り20%は夫婦ずれ,若い年代のひとり歩き遍路です。
  3. 珍しい夫婦での自転車遍路に会いました。また外国人(オランダ,スイス)にも会いましたが,「日本人はとても親切です」とのコメントをいただきました。
  4. 不思議と大型観光バスでの団体遍路にほとんど会いませんでした。お陰で納経所での停滞待ちも無く,スムースに納経を終える事が出来ました。
  5. 今回は遍路道や札所で絵になる構図を330枚ほどデジカメで撮りました。水彩画を趣味にしていますので,帰宅後に描くのが何よりの楽しみです。
   長々と記しましたが,ご了承のほどお願いいたします。

2008/06/26 歩修

皆様こんばんは

歩修と申します。せんだちかず様の勘違いと思われます。とっとちゃんとは面識も無くお会いしておりません。
(いずれ遍路道かオフ会でお会いしましょう)。

直近の歩き遍路体験で割り込みますが悪しからず。6月14日〜24日(11日間)まで,8巡目逆打ち区切り結願と9巡目順打ち区切りで一国参りに行ってきました。14日早朝に大阪出発,今年4月の続きで第31番竹林寺から打ち始め,20日には第1番霊山寺を打ち終えて8巡目の結願。翌21日からは1番霊山寺をスタートして24日には第23番薬王寺を昼頃に打ち,夕刻には無事帰阪しました。
気象情報をチエックして梅雨の合間のタイミングを狙って,この時期に出発。矢張り早朝から合羽を着る事も有りました。しかし曇りの日が多くやや蒸し暑い感はぬぐえませんがこの時期にしては恵まれた遍路旅でした。感謝です。参考までに今回の遍路旅での入手情報,感想など幾らか述べてみます。

  1. お遍路シーズン・オフでもあり,車・歩き遍路共に前回4月と比較すると明らかに少ない。逆打ちでしたので概ね人数把握が可能ですが,歩き遍路は3〜10人/日程度でした。同宿では桜屋旅館(神山町)で7人<備考:鍋岩荘は休日でした>が最高で他は3人以下。宿側が一様に言われる事は5月半ば過ぎるとオフになるとの事
  2. 第21番太龍寺の納経所で舎心ケ嶽・ふだらく峠越え経由の遍路道を初めて歩くので状況確認すると通行不可(禁止)と言われて断念しました。何でも昨年4人,今年4月1人が道に迷い,ヘリコプターが出動する事案が発生したとの事。慣れた地元の人が通るならまだしもお遍路は不可だ。自己責任の問題ではないと諭されました。
    <帰宅後にネットで確認すると,5月3日阿南警察署が太龍寺境内でお遍路さんに案内標識に従い正規の参道を通行,山道は危険がいっぱいなどと遭難防止を呼びかけるビラを配布して,安全に札所巡りをするよう働きかけたとの記事あり。
  3. 第23番薬王寺の近くに千羽温泉(ホテル)が有ります。一国参りで寛ぎ利用される方も多いと推察しますが,今年5月末で閉鎖しています。今は鉄製バリケードで封鎖され敷地内に入る事もできません。地元の方に事の経緯をお聞きしても詳細は不明。地元のある所が買い取ったとはお聞きしました。
  4. 朗報です。この度,高知県安芸郡芸西村西分の55号線道路沿いに立派な特別養護老人ホーム「ウエルプラザ洋寿荘」がオープンしましたが,歩き遍路さんへのお接待という事で「遍路休憩所」が設けられていました。高床板張りで照明付き,隣にはトイレ,水道も有り申し分ない環境で寛げます。職員に聞きますと火の元だけは注意願いたいとの事でした。野宿される方には恵まれた施設で適所と考えます。
  5. 私は歩き遍路9巡目ともなると荷物は最小限に留める工夫を凝らして挑戦しています。今回は3.3kgでした。重いものはザック(525g),納経帳(460g),それ以外は全て200g以下の持ち物でした。

   長々と記しましたが,ご了承のほどお願いいたします。

2008/06/28 歩修

皆様こんばんは

  1. 「舎心ケ嶽,持福院経由」遍路道について皆様から当遍路道に関するコース情報が寄せられて,参考になりました。有難うございました。なお,寺側の対応としては直近に大掛かりな捜査活動があり,また地元警察が再発防止に向けて境内でビラ配布までして,お遍路に呼びかけている手前も有り安易に勧めたり,また注意事項入りコース案内書で持って説明する事も現状下では出来ないだろうと考えます。道に迷わぬよう詳細説明しても,山ではいろんな状況・場面で事故は発生します。また,お寺側に参拝するお遍路の為にコース整備,迷いやすい所や危険箇所に道標の設置等の再発防止を期待したいが,現状を知るものとして無理でしょう。関わる人の力で,より安全な遍路道に整備していくことが当面は重要と思います。
    話題が飛躍しますが,私は○○遺産を叫ぶ前にお寺,国や地元の行政,奉仕活動団体,そしてお遍路等も含めて,四国八十八ケ所遍路道の再整備・保全等が優先事業として取り組むべき課題であると考えています。
  2. 高知県安芸郡芸西村西分の55号線道路沿いにオープン(6月22日入居開始)した立派な特別養護老人ホーム「ウエルプラザ洋寿荘」に,歩き遍路さんへのお接待という事で「遍路休憩所」が設けられている事の情報提供をしました。適所である事でさらに追加文を入れますが,55号線道路の向かいに新設のコンビニ「サンクス」が出来ています。野宿する遍路さんには大変便利で願ったり叶ったりです。(注:保存協力会の地図編には未だ記載されていません。

<追記>話題が逸れますが悪しからず。今回,遍路道の山中でホトトギス<杜鵑>の鳴き声を初めて聞きました。「特許許可局」「テッペンカケタカ」と聞きなしされることで知られています。繁る大木の上部から聞こえる明瞭で大きな鳴き声に感激しましたが,残念ながら姿を見ることは出来ませんでした。四国の大自 然,その豊かさが楽園なのでしょうか,珍しい野鳥がいます。私は都会では普段見かけない,聞きなれない鳴き声の野鳥に出会うと立ち止まり観察します。飛び立つまで眺める事もあり,つい一時,巡拝のことを忘れて夢中になります。そして,一度珍しい野鳥を見かけた場所を再度遍路で訪れるたびに気になり立ち止まります。是非お目に係りたいのが,高知県鳥のヤイロチョウ(非常に美しい多くの羽色を持つところから八色鳥と命名)です。高知県に入るとドングリ眼状態,耳をそば立てて歩いていますが,未だお目に係らないので当分歩き遍路は止められません。
長々と記しましたが,ご了承のほどお願いいたします

2008/06/30 歩修

K様こんばんは

私が取り上げた野鳥に関連して,書き込みされたコイケダカオ様に一言お伝えしたく敢えて投稿させていただきます。
お遍路記事でなく,本来の談話室の趣旨に背くかと存じますがお許し下さい。
コイケダカオ様が神峰寺への遍路道で見かけた野鳥は「イソヒヨドリ(磯鵯)」です。「イソヒヨドリ」は留鳥または標鳥として海岸の岩場,岩壁,礫地,河川,山間のダム等に生息していますが,時には市街地でも見られます。体長は23cmほどでヒヨドリや椋鳥より少し小さい。ヒヨドリに似ていることからこの和名がついていますが,分類上はヒヨドリ科でなくツグミ科です。頭部から背,尾までの上面と顔,喉から胸までが明るい青色(青藍色)<亜種は暗青色>ですが,腹から下尾筒までは赤褐色(レンガ色)。翼は黒色で羽縁は青みがあります。春季の繁殖期や天気の良い日に「ヒーチョイチョ ピーチョ」「ホイピーチョイチョイ」等と声量のある大きく澄んだ美声で囀ります。私は神峰寺を打ち,55号線に沿ったコンクリートの防波堤歩道を歩く時,縄張りを持ち1羽でいる所をいつも数羽は見かけます。参考までに土佐清水市では<市の鳥>に指定しています。

<追記>「ヤイロチョウ」は青や赤など8色の鮮やかな羽毛に覆われ,<森の妖精>と呼ばれる国指定の絶滅危惧種です。前稿で高知県の県鳥であると述べましたが,2年前に四万十町の森で営巣して,ヒナを育てているところが写真入りで全国紙で紹介されました。毎年5月ごろ,東南アジアから150羽前後が飛来して営巣,10月ごろに帰っていく。警戒心が強く,人前に姿を見せない「幻の鳥」として愛鳥家の間で知られています。
遍路道を一歩一歩足で踏みしめて歩くと,道に咲く花や草や鳥など命あるものに自然と触れる事ができ,自ずと豊かな感情が生まれる。生かされている事への感謝,多くの人の力や触れ合いを得て生きていける喜び,自然の小さな営みに感動を覚え生まれ変わる自分が見えて来るとある住職に教えられました。 合掌

2008/07/04 歩修

皆さんこんばんは

「高野山町石道」を歩いてきました。
7月1日(火)に高野山町石道コース<九度山駅〜慈尊院〜壇上伽藍・根本大塔(180町石:約21.5km),根本大塔〜奥の院・弘法大師御廟(36町石:3.4km)>を歩き,金剛峯寺と弘法大師御廟を参拝して来ました。ハイキングMAPでは,180町石踏破は健脚向き,所要時間6時間35分,36町石の所要時間56分と紹介しています。過去のお礼詣りは,極楽橋からケーブルカーと山内めぐりは南海りんかんバスを利用していましたが,趣向を変えて歩く事に初めて挑戦しました。(ハイキングでは経験済み)

<参考:私はゆっくり歩き,昼食・参拝時間込み>
自宅:AM6.00⇒九度山駅:8.35→慈尊院:9.00→六本杉峠:10.30→二ツ鳥居:10.58→笠木峠:12.00→矢立:12.45→大門:14.40→壇上伽藍:14.50→金剛峯寺15.00/15.10→弘法大師御廟:15.40/16.00 (総所要時間:7時間25分)

  • 高野山や町石道は世界遺産に登録されており,道しるべとしての町石や道標が多くありコースも整備されているので迷うことなく, 安全なハイキングコースになっています。1〜2km毎にランドマーク的な鳥居,峠,分岐,茶屋,石などがあり,タイムコントロールが取り易い。ハイカー5人に出会いコミニーケーションが取れました。
  • 厳しい遍路転がしも無く,山腹を捲く登りや平坦な道が続き,とても快適です。しかし,慈尊院〜根本大塔までの高度差は約700m強あり。侮ることは禁物です。
  • 町石に刻まれた「仏尊を示す凡字」「寄進者の願文」は読み取れ難く,理解不足ですが,「高野山に至る残りの町数」は確認可能。つい逸る気持ちになり,足が前に出る。
  • 淡いピンクのササユリやホタルブクロ,群生するヤマアジサイが疲れを癒してくれました。道中でホンドリス一匹,蛇2匹とご対面しました。
  • 弘法大師が母親を訪ねてひと月に9度も下ったと言う「高野山町石道」を一歩一歩踏みしめ,山上に導かれて祈りの道を登る。昨晩からの雨も上がり,雨余の深山静寂で霊気漂う雰囲気は自ずと心を浄めてくれる。参拝詣でに相応しい舞台で感動しました。
  • 弘法大師の足下に眠れば極楽往生できるという信仰によるとされ,20万基を超える墓や供養塔が立ち並ぶ参道を抜け,弘法大師いまだにおわしますご入定留身の地であり,聖域とされ香煙と読経が絶えない弘法大師御廟にて参拝する。

  長々と記しましたが,ご了承のほどお願いいたします。

2008/08/08 歩修

皆様こんにちは

汐浜荘の事でカメレスになりますが書き込みさせていただきます。私も田代様と同様に汐浜荘には過去3度宿泊させていただきました。今年も4月に宿泊予約を入れると,奥様本人が電話口で「体調を崩しているので休んでいます」との事でした。已む無く初めて三陽荘に泊まりました。私は打ち方,季節間,コース取り,偏見の無い宿選び等の関係で多くの宿に泊まります。しかし,タイミングの関係で定宿が幾らかある中の一つが汐浜荘です。特に忘れられない思い出は,昨年5月に3度目の宿泊をした時でした。翌日は第37番岩本寺迄の歩きで納経に間に合わすべく,早朝AM4.30には出発する旨を伝えて床に就きました。翌朝は生憎の強い風雨でしたが合羽を着て,いつもの見送りも無く薄暗い中ひとり宿を出ました。
浦の内湾からの横風と強い降雨で視界も無く,30分足らずで安物の合羽を通して身体はズボ濡れで冷えてくる。靴の中は既に雨水が入り溢れる状態になりながらの歩きでした。
時折,車が跳ねる水を被りながら早足で歩いている私の横に,小型軽トラックが止まり声を掛けてきました。「昨日のお遍路さんですね。朝起きた時には出発されていたので,急いでおにぎりを作り持ってきました。」と言って,おにぎりとミカンをお接待していただきました。既に宿を出発して1時間20分経過,6km余歩いて浦ノ内小学校辺りはドシャブリ降り状態にも関わらず,わざわざご主人が届けてくれたのでした。「気をつけて行きなはれ」と言って立ち去りました。ここまで心配りされ親切にしていただき,有り難く胸打たれる思いで岩本寺までの約55kmを歩きました。宿坊から奥様には丁重にお礼を申し上げ,無事に納経を終えた事をお伝えしましたところ,奥様から「あまり無理をなさらず,お参りしなされや」とのお言葉をいただきました。

  長々と記しましたが,ご了承のほどお願いいたします。

2008/11/07 歩修

皆様 こんにちは
K様

別格15番箸蔵寺から第66番雲辺寺へ向かうのに,四国中央の山間部に位置する国道32号,県道6号を経由して山村を行く魅力ある遍路道(18.2km)を歩かれた記事を読み,感慨深いものが蘇ってきました。私事ですが,5年前に別格20ケ寺を結願した時の「へんろみち保存協力会」地図編は第5版でしたので,記載されていた当遍路道を5時間掛けて歩きました。別格寺院参詣では出石寺や仙龍寺への遍路道が多く話題に上がりますが,私は自然と対峙して,山懐に抱かた集落を眺め,そこに生きる人々の匂いを嗅ぐことから自分の人生を振り返り,また今後のことを考えるに相応しい閑散孤独な遍路道を好みます。鮎苦谷川に沿い,野呂内の集落を行く時に幾度と同じ郵便屋さんにお会いして道を確認。また,集落離れの畑を耕すおばあちゃんの傍らで一人遊ぶ4歳位のお孫さんを見かけ,手招きで遍路道に呼び寄せてミカンの接待をした記憶があります。
(他では,第38番金剛福寺から第39番延光寺に向かう<今の山峠越え>は「空と山と自分の孤独な空間である」と表現され好みの遍路道。しかし最近では,道幅拡張工事で面影は消えつつあり残念である。)

地図編の第6〜8改定版より,山村を行く魅力ある当遍路道が記載されなくなり,打戻りの県道267号線コースのみが歩行・車両双方の遍路道として記載されています。遍路道も時の移り代わりと共に変わるのか・・・。古来の遍路道は存在しないのか,詳細については知り得ませんが・・・。いずれ山間部の辺地を歩くお遍路も消え,遠い古の事として忘れ去れると考えると淋しい想いがしてなりません。

歩き遍路10巡目となります来春には,再度別格寺院を参詣してあの遍路道を久しぶりに歩くのを楽しみにしております。

2008/12/01 歩修

皆様 こんにちは

話題が変わりますが,昨日の女子プロゴルフ大会で古閑美保選手が優勝して,お父さんとハグしている写真が掲載されていました。この優勝により,大逆転で初の今年の賞金女王にもなりました。何でも,お父さんは娘が賞金女王になるのを祈願して,今年の春に46日間をかけて「四国八十八ケ所巡拝」をされたとの事です。
厳しいプロ競技の中で娘が活躍するのを願い,案ずる親の気持ちが通じたのでしょうか・・・。
私は感謝の気持ちで四国遍路をしていますが,また家族の幸せを願って手を合わします。今年も年の瀬を迎え,平凡ながら家族共々大我なく過ごせたことを有り難く思う昨今です。      南無大師遍照金剛