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 四国八十八ヶ所歩き遍路の解説・信条・巡礼記録・歩き実例・お遍路荷物・札所と遍路道写真などを紹介しています
歩き遍路の影姿 四国八十八ヶ所霊場を歩いて巡礼します。その距離は1200kmです。健脚でも30日〜40日かかります。ひたすら歩きます。高知県に入れば(修行の地),海岸線の遍路道を,今日も明日も弘法大師の御加護を受けて歩きます。雨の日,風の日,暑い日,辛い時,苦しい時があります。お寺に辿り着き本尊に手を合わします。巡拝を重ねることで自分を見つめ考え始めます。何事も有難く感謝する心が起こります。誰もが持つ仏心が甦るのです。心の迷いや悩みが取れ,生きる喜び幸せを知るのです。遍路修行して悟るのです。私が歩き遍路に拘る理念・信条は「感謝と行」です。
影姿と対峙して,もう一人の自分と語り合います。今,何を思うて四国の辺き地を彷徨い,疲れ果てるまで歩くのか・・・何をしたいのか・・・と問いかけてくるのです。良い返事はこれからの人生で・・・。
経本 遍路修行は,各霊場の本堂,大師堂で読経結縁して,ご本尊と「お大師さま」にご縁を結ぶこと。「読経結縁」はそれぞれの霊場の御仏に,声読,黙読にかかわらず,お経を受け取っていただくことになる

「般若心経」は,偉大な(摩訶),知恵(般若)に満ちた,彼岸へ渡る(波羅蜜多)法を述べた,核心のお経(心経)。実体とは常に変化するものであり,あって無きが如きものだという「空」の考え方が述べられています。あって無きが如きものにこだわらず,執着せずに悟りを得よう,そして彼岸へ渡ろうという力強いお経です。

 
遍路道を歩きながら,読経すること多々あります。
白衣 白衣は修行道に入る装束として欠かせません。姿を整えることで日常の世界から,聖なる世界への純粋無垢な気持ちに切り替えるのです。「心」を整えることでもあります。非日常の世界(彼岸)に至る準備が整います。


  3着目の白衣です。着心地良く出来ており,お気に入りです。

金剛杖 金剛杖は弘法大師そのものであり,遍路道を一緒に歩きます。従い,四国遍路は「同行二人」と呼ばれるのです。いつも身近にいて,教えをいただき励まされるのです。宿に着くと先端を洗い,床の間に置き,尊像として礼拝します。

歩き遍路を12巡もすれば,杖の先端が削れて短くなり,腰を屈 めるようになりました。現在は4代目の金剛杖を使っています。
菅傘

 「迷故三界城」・・・(迷うがゆえに,三界は城なり)
   
あれこれと,無明によって迷うから,欲望,物質,観念
   の世界に執われ苦しむのである。
 「悟故十方空」・・・(悟るがゆえに,十方は空なり)
   悟りを開けば,迷いの夢は消え去り,行くところ全て,楽土
   となる。

 「本来無東西」・・・(本来,東西はなく)  
   自我が無くなれば,敵も反対者も無くなり常に平和で静か
   である。
 「何処有南北」・・・(何処んぞ,南北あらんや)
   我執を捨て去れば,苦悩は,無くなり,人生は広くて楽し
   い。

  (先達必携より抜粋)
納経帳 各霊場で読経結縁して,御本尊と「お大師さま」に,ご縁を結ぶ。
その「(しるし)」として,納経帳に納経印をいただく。

墨書きの中味は「奉納」、「御本尊名」(上に梵字がある場合あり。もしくは本堂の名前など様々)「お寺の名前」
朱印は、「番号印」「宝印」(御本尊を表すのが多い)「お寺の印」です。
  


  現在,使用中の納経帳です。
遍路本 巡拝するには,お参りの仕方,作法,決まり,行動,心得などを知ることです。そして,霊場としての歴史やお寺の縁起,本尊霊験談などの情報も事前に学習して,意義を心に刻んでおくと,効果が高まり深まります。

  お遍路関連の資料も大分揃いました