トップ 仏像作品 仏頭 聖観音菩薩 大日如来  弘法大師 第六回作品展 第七回作品 第八回作品展
 

大日如来  (仏寸:1尺)
 
金剛界大日如来は真言密教の最高仏,あらゆる徳を備えた総徳,宇宙そのものを神格化したものであり,金剛界曼荼羅の主尊である。今回は智拳印を結び,宝冠を被り,瓔珞,椀釧,臂釧などの装身具で飾り,常帛を着け,結跏趺坐する金剛界大日如来を1年余掛けて彫ります。(2012.2.16



大日如来の完成


クリックで拡大します


クリックで拡大します


クリックで拡大します


クリックで拡大します
 

クリックで拡大します

 
大日如来の制作過程
1.檜角材 2.糸鋸で不要部落す 3.ノミで落とす 4.ノミで粗削り 5.顔・肩・腕・膝の角を丸めていきます
   
6.胸と腕を分け,顔・耳・襟首を彫り進めます 7.胴・腕が彫りづらいので一旦切断して切離す  8.衣のシワは自然の流れを表現し,丁寧に彫る 9.脚には薄い布がかかっている調子を表現する 10.頭・膝・足周りなど形を重視し彫り出します
11.腕を仮止めして,全体のバランス考え彫る 12.肉髻,天冠台,螺髪を彫り進める 13.智拳印は最高の悟りの境地を象徴するもの 14.全身をくまなく整理します 15.最高の仏格である大日如来の完成 



台座・光背・宝冠を彫る

<完成はクリックすれば拡大します>

大日如来の台座完成
 
側面

 2013.3.29 完成
 
大日如来に座ってもらう


台座の制作(1)
蓮肉と蓮弁 


 
2013.2.13 完成


材料(×5枚)  まず,型紙で5段の蓮弁を
作ります
 
蓮肉に貼り付け,重なり具合
・サイズを検討します
 
確認後,5段×9枚=45枚の蓮弁を材料切りします 
蓮肉の側面のカーブに合わせ,表・裏面を削ります。
1段目の1ヶできました。
1段目の9枚を削りました。
根気のいる作業です
2・3・4・5段目を削りました  11~5段目の蓮弁(断面)2013.3.12 完成
蓮肉に蓮弁を貼り付 け  
1段目9枚の蓮弁を貼付ける 2段目9枚の蓮弁を貼付ける 3段目9枚の蓮弁を貼付ける 4段目9枚の蓮弁を貼付ける
5段目9枚の蓮弁を貼付ける 底面  上面 2013.3.12 完成


台座の制作(2)と宝冠
宝冠 (上)敷茄子 (上)反花

2013.4.7 完成

2013.1.22 完成

2012.12.17 完成
 華盤  (下)敷茄子 受座・下反花・下框

2013.1.22 完成

2013.2.12 完成

2013.1.11 完成
 華足 上框  下框の足
   
 
2013.3.23 完成

2013.3.20 完成

2013.3.25 完成


8ケを下框に貼り付け

 光背の制作  (火焔・二重円光を制作します)
頭光
外形切り,凹形に削り

火焔紋様・反花をデッサンする

火焔光の不要な所をボール盤・糸鋸で中抜きする(64ヶ所)

火焔・頭光を入念に彫り完成

2013.2.12 完成
身光部
・光脚



 外形切り,凹形に削り

火焔紋様・反花をデッサンする

火焔光・光心の不要な所をボール盤・糸鋸で中抜きする(55ヶ所)

火焔・光脚を入念に彫り完成

2013.2.15 完成

背の組立





頭光部と身光部を重ねます。 サイズ:320×240×20(mm)
2013.2.15 完成